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からあげはあたため直さなくていいよ(ふにゃふにゃになるから)

アルツハイマー型認知症の祖母の介護を終えて、一人暮らしをはじめた孫の日記

最近のこと

前回の日記からずいぶんと長い時間が経ってしまいました(毎回こういうことを書いている気がしますが)。ひとつ前の記事を読み返して、当時の気持ちをほとんど他人のような目で見ることが出来ました。突然糸が切れたようになっていたようです、当時は。

色々な変化がありました。まず、祖母の病状はずいぶんと落ち着いています。ほとんど食事もとれないような状態から、出された食事を半分以上食べられるようになりました。ですが進んでは下がり、また少し進んで下がり、というような状態で良くなったり悪くなったりしています。新型コロナウイルスの影響で一切面会が出来なくなってしまい、先日手術の説明を受けるときにほとんどひと月ぶりに会えたのですが、結構元気そうでした。認知症の方は結構進んでしまっているようで、それがかなり心配です。


 また、わたしは祖母の家でひとりで家守をしています。時々母が来てくれますが、基本的にはひとりです。庭の手入れは色々と興味が出てきて、アボカドを植えたり、実家からタネをもらってきたキバナフジを育ててみたり、今日は松の新芽を鉢植えにしました。山ほどとれたブルーベリーはジャムにしようと思っています。二匹の亀も、二匹のねこも、元気に暮らしています。

祖母は入院当初、退院する可能性はほとんどないと言われていました。最近は退院の可能性も出てきています。けれど、先日の手術の結果が思うほどよくはなくて(成功でも失敗でもないような結果でした)、また、退院しても今までのように暮らすのは困難そうです。きっと介護のかたちも大きく変わると思います。それはまあ、そのときに考えよう。




元々長く一人暮らしをしていた人間なので、ひとりでいることはむしろ快適かもしれません。主たる介護者でなくなった今、たくさん映画を観て、本を読んでいます。何かを面白いと思えることが増えました。主たる介護者として日々祖母と向き合っていたとき、わたしは自分の感情が憎くてたまらなかった。感情がなくなってほしかった。それってすごく追い詰められていたんだなあと、ひとごとのように思います。

それはそれとして仕事の激務がたたって突発性難聴になったり、とにかく体調が低空飛行という感じです。精神的にも介護とは別の問題でかなり弱っている感じです。低空飛行ながらも飛び続けてはいます。元気ではないけれど、生きています。ぜんぜん小説を書かなくなってしまったけれど、いつかまた書きたくなるんじゃないかな、そうならなくても小説を読むのは楽しいからまあいいや、と思っています。

拍手をくださったたくさんの方々、いつも本当にありがとうございます。
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