■結婚について
家族から「早く結婚をして孫を見せてほしい」というようなことを言われることがあり、とてももやもやしている。介護をして、仕事をして、それから恋人を探して、結婚をして、そんなにたくさん求められても、出来ない、と思う。こと、結婚とか恋愛とか、そういうものをせっつかれてもどうしようもない。
祖母からも言われることがある。早く結婚をしてくれ。そのたびに、あーあもう嫌になっちゃうなーと思う。何度も書いているけれど、祖母は「自分はなんでも一人でできる」と周囲の人たちに言っている。「孫(わたしのこと)はよく遊びに来ているだけで一緒に暮らしているわけではない」「孫の面倒を見てやっている」と言っているのを親戚から聞いて、はあ、とため息をついてしまった。こんなところにいないでさっさと結婚しろとな。はあ、やれやれ!
別に、誰かに褒められたくてやっているわけではない。でも、「お前なんかいなくて平気なんだ」と面と向かって言われたり、よその人に言っているのを聞くと、いじけてしまう。いやもうほんとうにわたしがどっか行ったらどうするわけ? と言いたくなってしまう。でもわたしは言わない。大人だから、そんなことは言わない。
■一番大変な人
介護をしていて、「一番大変なのは介護をされている人」なのだと繰り返し思うし、本やテレビなどでもその台詞をよく目にする。確かに、一番大変なのは本人だ。でも、本人の近くにいる人が大変じゃないわけではない。わたしは、時々もうほんとうにどうしようもないくらい疲れてしまう。祖母とも、家族とも話したくないと思ってしまう。ひとりっきりにさせてくれと思ってしまう。
■お前なんかいなくたっていい
介護は、別にお前がやる必要はないんだ、だから結婚をしてくれ。お前に面倒を見てもらう必要なんかない。そういう言葉を言われるたびに、なんて言っていいのかわからない気持ちになる。夜中に思い出して泣き出したくなる。でも実際には泣かない。明日も仕事だから、目が腫れたら困るのだ。みんながそういう言葉をわたしに掛けたくなる気持ちもわかる。だからこそもう何も言えなくなる。
毎日、どんどん、壊れていく祖母を一番近くで見るのはつらい。その祖母に必要とされていないのに、一緒にいるのはつらい。祖母が見ていないところで家事をして、祖母の言う「なんでも自分で出来ている」風に見せているのはわたし自身なんじゃないか。でも、じゃあやめまーす! なんて言うこともできない。何をどうしたらいいのかわからないまま、毎日、祖母が寝たあとに祖母が洗った食器(ぜんぜん洗えていない)を洗い直す。それは祖母の世界では存在しないことだから、結局は、食器は祖母によってきれいに洗われたことになる。
■
別に、祖母の悪口を書きたいわけではない。ただ、わたしはいまとてもとてもとてもとてもつらい。そのことを書いて吐き出したいだけです。明日仕事だから泣かないって書いたくせに、もう涙が出てきた。だめだなあ。
■拍手
ありがとうございました。