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引き出しに隠しておいた餅一袋と、シリアル一袋が一日にして祖母のお腹の中に入ってしまった。わたしはといえば、年末の職場でへとへとになっている。普段ならぐっと堪えられたであろう言葉を、つい口にしてしまった。「ねえ、ばあちゃん、これなんで一日で食べちゃったの?」。ちょうど前日に来ていた母が「孫がいるとき以外は餅食べないでね」と話していたことを、祖母はもうきっと覚えていない。餅を食べたことも覚えていなくて、「そうやって私のせいにしたらいい」「弁償させたらいい」「もう二度と致しません許してください」と声を張り上げたあと、自室に引っ込んで「じいちゃん! 早く私を迎えに来て!」と泣き叫んだ。いつだってそうだ。これを言ったらどうなるかわかっているのに、言葉は意志とは別のいきもののように滑り落ちて、まっすぐに他者に届いてしまう。十年近く前に他界した祖父は、今どんな思いでわたしと祖母の地獄のような世界を見ているのだろう。死んだ後にはもうこの世界と関わることがないといい。どんな気持ちだって抱けないことを願う。
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時々、こうして祖母との日々を日記に綴ることに抵抗を覚える。日記に書くだけならともかく、世界に向けて発信していることに。おまえはこういうことを書いて同情を集めたいだけなんじゃないのか? という視点がいつでもある。たぶん、そういう気持ちもゼロではないし、少なからずある。でもそれだけではないようにも思う。じゃあそれを説明出来るかといえば、出来ないのだけれど。
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今の職場に来てから大体ずっと一緒に働いてきた後輩が退職することになった。もともとひとりでやっていたことをふたりで分担するのはなかなか心地よかった。またもとに戻るだけのことだし、いずれは新しい人がやってくるのだろう。でも、言葉にできない重苦しい気持ちが胸につかえている。
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たくさんの拍手ありがとうございました。最近はTwitterを見るのも苦痛で、あまり色んなことを追えていません。とりこぼしまくっています。昔は、みんなの呟きを読むのが楽しくて仕方がなかったのに。少し疲れてしまったので、以前よりはずっとスローなペースでちょこちょことタイムラインを眺めようと思います。ここを読んでくださった方、拍手をくださった方、コメントやDMをくださった方、本当にありがとうございます。