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からあげはあたため直さなくていいよ(ふにゃふにゃになるから)

アルツハイマー型認知症の祖母の介護を終えて、一人暮らしをはじめた人の日記

誰かがいるから見えるようになること

■わたしのせいで見えてしまうこと
祖母は最近お金の管理ができなくなってきた。

キャッシュカードをなくす、しまったお金がなくなる、財布をしまってどこにしまったか忘れてしまう。それとは別に、なかなか大きなお金をなんども引き出して、どこかにやってしまう。「何かの支払いをした」「自分は支払いが済んだら何の支払いだったかなんて忘れる」と言って、母を苛立たせる。



一番つらいのは、母やわたしに、「自分はひとりでちゃんとやってきたのに、おまえたちが来ると探し物をしなければならなくなる」「おまえがなんでもやるからわたしがボケてしまう」というようなことを言われることだ。



確かに、祖母がひとりで暮らしているときはこんな風に困ることは少なかったと思う。お金をなくしたことを忘れているのだから。ときどき、じゃあわたしが一緒に暮らしていない方が、ばあちゃんも心穏やかに過ごせるのかな、と思う。でも「そんなこと言ってる場合じゃない」のだ。祖母に何かを言われて傷ついたからって、じゃあわたしなんかいない方がいいんでしょうなんて思っている場合ではない。



■ごきげん
祖母の機嫌をとる(と言うと聞こえが悪いけれど)のはつらいことではない。祖母がぐさっとくるような言葉を言うのも、何かを察してくれという視線を寄越すのも、「祖母だから」許すことができるし、受け入れられる。

そういう毎日がときどきつらくなる。この日々がいつまで続くのだろう、と考える。そこから先はいつも通り、後悔や自己嫌悪の波にもみくちゃにされるだけ。きっと何をしても、しなくても、後悔するし、終わったときにほっとしてしまうんじゃないだろうかと思う。



■お金
お金のことはちょっと色々と対策を講じる必要があり、なんだかあやしいにおいもするので、明日から母と手分けして色々と調査することになった。休日でも、体調不良でも、こういう「やらなきゃいけないこと」がいくつもいくつもやってくる。棒切れみたいなものでひとつずつ潰していく。祖母はさっきまで怒っていたことなんか忘れて、にこにこしている。その笑顔に救われる日もあれば、腹が立つ日もある。介護は、AIとか、ロボットがやるのが一番いいんじゃないかって、本気で思ってしまう。



■体調
がものすごく悪くて、久しぶりに、具合が悪くて立っていられない、という状態になった。仕事中だったので、少し人と代わってもらった。変な汗がだらだら流れて、視界の端が黒く染まっていく。今は仕事だから、絶対に倒れない。なんどもそう念じて、絶対に意識を手放さないようにして、落ち着くのを待った。なんかいろいろしんどいです。




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